2025-05

実話風

闇に響く子守唄

それは今から20年ほど前、2005年の夏のことだった。山梨県の山深い集落に、俺は大学の研究のために足を踏み入れた。民俗学を専攻していた俺は、古い信仰や風習を調べるため、県北部の山間部にある小さな村を訪れたのだ。村の名前はここでは伏せるが、地...
実話風

深夜のコンビニに響く足音

数年前、岡山県の田舎町に住む私は、夜勤のアルバイトをしていた。そのコンビニは、県道沿いにぽつんと立つ小さな店で、周囲は田んぼと古い民家ばかり。夜になると人通りは途絶え、虫の声と遠くの車の音だけが聞こえる。私は大学生で、夜勤のシフトは楽でいい...
モンスターホラー

廃神社に潜む黒い影

それは今から20年ほど前、私がまだ高校生だった頃の話だ。宮城県の山奥に住む私は、夏休みの終わり、友人と共に地元の山で肝試しをすることになった。場所は、村の外れにある古い神社。地元では「入るな」と囁かれる、廃墟と化した場所だった。鳥居は苔に覆...
オカルトホラー

鬼哭の森

それは、今から20年ほど前のこと。栃木県の山深い集落に、友人の実家を訪ねた夏の夜の出来事だった。私と友人は大学で知り合った。夏休み、彼の実家に遊びに来ないかと誘われた。都会育ちの私にとって、田舎の風景は新鮮で、どこか懐かしい気持ちにさせるも...
オカルトホラー

朽ちゆく神社の呪縛

今から数年前、福井県の山深い集落に、友人の結婚式に招かれた俺は、初めてその地を訪れた。その集落は、福井の山間部にひっそりと佇む、時間が止まったような場所だった。携帯の電波もろくに届かず、集落の入り口には古びた鳥居が立っていて、苔むした参道が...
学校怪談

旧校舎の深夜の足音

それは、今から10年ほど前のことだった。熊本県の山深い地域に位置する、歴史ある小さな町の高校での出来事だ。その学校は、戦前から続く古い校舎と、比較的新しい新校舎が併存する場所だった。旧校舎は普段ほとんど使われておらず、倉庫代わりや特別な行事...
実話風

深夜の団地に響く足音

私は滋賀県の市街地に位置する、ごく普通の団地に住む会社員だった。今から数年前、夏の蒸し暑い夜のことだ。私の住む団地は、築30年を超える古い建物で、昼間は子供たちの笑い声や近隣の生活音で賑わっているが、夜になると不気味な静けさに包まれる。特に...
SFホラー

凍てつく廃村の異形

北海道の奥深い山間部、冬の厳しさが増す2015年の11月。私は大学で民俗学を専攻する学生だった。ゼミの課題で、消滅した集落の伝承を調査するため、道東の山奥にある廃村を訪れることになった。そこは、数十年前に住民が忽然と姿を消したという噂が残る...
実話風

深夜の路地裏に響く足音

数年前、山形県のとある市街地に住む私は、普段と変わらない夜を過ごしていた。時計は深夜0時を回り、街は静寂に包まれていた。私の住むアパートは、古い商店街の裏手にあり、昼間は人通りも多いが、夜になると人影はほとんどなくなる。普段ならそれが心地よ...
ホラー

呪い染まる霧の里

明治の頃、鹿児島の山深い里に、霧が濃く立ち込める集落があった。そこは外界から隔絶され、古いしきたりを守る人々がひっそりと暮らしていた。集落の名は、口にするのも憚られるほど不気味な響きを持っていた。里の奥、鬱蒼とした森の端に、朽ちかけた祠が佇...